免許取り立てで事故を起こすとどうなる?原因や刑罰の内容を解説!

免許取り立てて事故を起こすとどうなるのか、詳しく解説します。免許取り立ての人が事故を起こしやすい下人や、事故を起こさないための対策もまとめました。免許取り立てのときの自動車保険の等級や注意点も紹介しているので、参考にしてください。

目次

  1. 免許取り立ての事故の原因や刑罰について解説
  2. 免許取り立てで事故を起こす原因と対策
  3. 免許取り立てで事故を起こしたときの刑罰と慰謝料
  4. 免許取り立てのときの自動車保険の等級と注意点
  5. 免許取り立てのときは事故に注意して運転しよう

免許取り立ての事故の原因や刑罰について解説

MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

長期休暇を利用して、自動車教習所に通う計画をしている人も少なくありません。しかし、免許取り立てのドライバーは死亡事故などの事故率が高いといわれています。

本記事では、免許取り立ての事故の原因や刑罰について、詳しく解説します。免許取り立ての時の自動車保険の等級や注意点についてもまとめているので、参考にしてください。

免許取り立てで事故を起こす原因と対策

免許取り立ての初心者が起こす事故率は高い

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交通事故といえば、高齢者が多いと思われますが、免許取り立ての初心者が起こす事故率も高いです。特に春は、免許取り立てドライバーによる交通事故が多発します。16歳~19歳による事故率は、他の年代の事故率よりも高くなっています

免許取り立ての場合、誰でもハンドルを握って運転したくなるものです。自分の車を持っていない場合も、家族の車を借りて運転する人も多いでしょう。

免許を取得したからといって、運転技術が優れているわけではありません。免許取り立てのドライバーは、運転技術も未熟のため、事故率が高くなっています。スピードへの憧れや、運転技術以上に背伸びをしたい気持ちが起きることが原因です。

原因①スピードの出し過ぎ

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スピードの出し過ぎも免許取り立てで事故を起こす原因のひとつです。免許取り立ての人は、自分は運転が上手いと思い込んでおり、スピードの出し過ぎや無理な追い越しをしやすくなります

オーバースピードでカーブに侵入することで、曲がりきれずにセンターラインを越えてしまい、事故が発生します。

原因②発見の遅れ

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免許取り立てのドライバーに多いのは、発見の遅れです。居眠り運転や雑談をしていた、カーナビを操作していたことによって、通行者を認識できず、事故を起こす原因になっています

事故を起こさないための対策

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免許取り立てで事故を起こさないためにも、経験者が助手席に乗るといった対策が必要です。また、運転する前に、安全な運転について親子でしっかりと話し合いましょう。

オーバースピード対策として、こまめに車のメーターをチェックすることも効果的です。メーターをこまめにチェックすることで、いつの間にか速度が上がることを防げます。

発見の遅れをなくすためにも、車のメンテナンスも重要です。良好な視界を確保するために、フロントガラスを綺麗に拭き、ナビは出発前に設定しておきましょう

ラジオや音楽が原因で運転に集中できない場合は、あらかじめラジオや音楽を切っておいてください。夜間は視界が悪く、事故が起こりやすいです。免許取り立ての場合は、慣れるまでは夜間の運転を控え、早めにライトを点灯させましょう。

免許取り立てで事故を起こしたときの刑罰と慰謝料

事故で問われる3つの責任

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交通事故を起こした場合、刑事上の責任と行政上の責任、民事上の責任の3つの責任を負わなければなりません。交通事故で人を死傷させた場合は、業務上過失致死傷罪に問われ、処罰は年々厳しくなっています。

交通違反を起こした場合、行政上の責任に問われます。交通違反に対して点数をつけ、点数が一定以上に達した場合に免許取り消しや停止などを行う制度です。また、交通事故の加害者は、被害者の損害を賠償する責任を負わなければなりません。

慰謝料の目安

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免許取り立てで交通事故を起こした場合に支払う慰謝料は、弁護士と自賠責、任意保険基準から算出します。自賠責保険の賠償上限は120万円となっており、120万円を超える場合は任意保険会社に請求します。

被害者側の弁護士や保険会社から慰謝料や損害賠償請求の裁判を起こす可能性があるため、数千万円の支払いを命じられるケースがあります。

死亡事故などで数千万の支払いを命じられた場合、自賠責保険の範囲内に収まらなくなるため、任意保険に加入しておきましょう。

出典:自賠責保険について知ろう(国土交通省)

免許取り立てのときの自動車保険の等級と注意点

保険料の等級

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自動車任意保険の保険料を算出するときに使われるのが、ノンフリート等級制度です。一般的にノンフリート等級制度に関する説明の際には「等級」と省略されて呼ばれています。ノンフリート等級制度は、契約者が所有・使用するクルマの保険契約に対して、保険料の割増・割引率を等級の区分で適応する制度になります。

出典: www.goo-net.com

保険料の等級は、1等級~20等級まで分かれており、任意保険に新規加入した場合、6等級から始まります。等級が高くなるほど、保険料の割引率が増します。

等級によって保険料の割引率が異なるため、どのような場合に等級が上がるのか、知っておくことが重要です。1年間、無事故で保険を使用しない場合、翌年度に1つ等級が上がります。

死亡事故などを起こして、任意保険を通して保険料が支払われた場合は等級が下がります。自分に過失のない場合や、相手の保険で補償される場合は、等級が下がる心配はありません。

自動車保険の年齢条件変更を忘れずにする

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大人が所有している車の場合、年齢条件が高く設定されていることが多いです。子どもが新たに運転免許証を取得した場合、自動車保険の年齢条件の変更を忘れずに行いましょう。子どもが車に乗り始める前に、年齢条件を確認してください。

自動車保険に加入しているにもかかわらず、年齢条件が合わずに、保険金が支払われないといったケースも少なくありません。死亡事故や重傷を負わせてしまった場合、自賠責保険では足りず、金銭的に大きな負担を負うことになります。

若者は交通事故を起こすことが多いため、自動車保険の年齢条件を下げると、保険料が高くなります。自動車を運転する前に、保険料のことについても、子どもと話し合うと良いでしょう。

免許取り立てのときは事故に注意して運転しよう

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免許取り立てで事故を起こした場合の慰謝料や刑罰の内容について、詳しく解説しました。免許取り立ての場合、スピードの出し過ぎや発見の遅れなどが原因で、事故率が高くなります。死亡事故を起こさないために、免許取り立てのドライバーは、注意して運転しましょう。

この記事のライター

M.U

システムエンジニアの経験もあり、パソコンやプログラミングも興味がある、主婦ライターです。 休日は子どもとお出かけをしたり、料理や工作をして楽しんでいます。 さまざまな知識をいかして、多くの情報を発信していきます!

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