むちうちでしびれが出た時の対処法|後遺症が残った場合にできること

むちうちでしびれが出た場合、どう対処したら良いのかわからない方もいると思います。この記事では、むちうちでしびれが起きる原因や、その治療方法・治療期間、後遺症が残った場合の対応についても解説しているので、困っている方は参考にしてください。

目次

  1. 交通事故によりむちうちの症状が出る原因
  2. むちうちでしびれや痛みが出たときの通院先
  3. むちうちの主な治療法
  4. むちうちでしびれの後遺症が残った場合
  5. 後遺障害等級認定を申請する際に大切なこと
  6. 後遺障害等級手続きを専門家へ依頼するメリット
  7. むちうちによるしびれがある時はしっかり通院しよう

「なんだか最近、元気ないね。どこか悪いの?」

「実は手がしびれることがあって。前やった事故のせいかな」

しびれなど、むち打ちの症状は外から見えない分、他人から理解してもらえず辛い思いをすることもあるでしょう。何年もかけて自分に合う治療法を探している方もいるかもしれません。

この記事では、交通事故にあったことが原因で、むちうちの症状の一つであるしびれが出た場合、どのように対処するのが良いのか、また、その場合の通院先や治療法、後遺症が残った場合の手続きなどを解説しており、その解決策がわかるようになります。

むちうちにより起こるしびれの向き合い方について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

交通事故によりむちうちの症状が出る原因

交通事故にあった場合、自動車が追突されたり、衝突したり、急停車などによって起こる衝撃で、人の首や身体は、前後に大きくむちに打たれたように揺さぶられる場合があります。

その時、特に頸部(首)が過度に伸ばされたり縮んだりして損傷してしまうことを「むちうち」と呼びます。

「むちうち」とは正式な傷病名ではなく、 「外傷性頚部症候群」、「頚椎捻挫」、「頚部挫傷」などの俗称になります。

むちうちとして代表的な症状は、しびれ・頭痛・首や肩の痛み・吐き気・耳鳴り・めまい・などです。

首を損傷すると、なぜこのような症状が現れるのでしょうか。

むちうちの約70%を占めるといわれる「頸椎捻挫型」の場合、現れる症状は、頭痛や首・肩の痛み、首が動かしにくいなどです。主な原因は、首が捻挫しており、周りの筋肉や靭帯が損傷していることが原因として考えられます。

出典・参照:むちうち(頸椎捻挫) | 腰痛の専門医による安心アドバイス | あいちせぼね病院

分類

症状

原因

頸椎捻挫

頭痛・首、肩の痛み・

首が動かしにくい

頸部の筋肉、靭帯の損傷

神経根損傷

首の痛み・肩から腕の痛み・

しびれ・力が入らない

脊髄から出ている神経の損傷

脊髄損傷

腕・足の痛みやしびれ

頚椎内の脊髄・神経の損傷

バレー・リュー症候群

頭痛・めまい・吐き気・

耳鳴り・難聴

自律神経の損傷

脳脊髄液減少

頭痛・めまい・耳鳴り・倦怠感

脳脊髄液(髄液)の漏れ

弁護士 大橋史典
交通事故で発生する可能性の高いむちうちは、交通事故のケースや被害者の年齢などによって、さまざまな症状が現れる可能性があります。また、事故直後には症状が現れず、数日してから痛みなどの症状が現れることもある厄介なケガです。

そのため、交通事故に遭ってしまったら、必ず病院を受診して、症状が悪化する前に一度医師に診てもらいましょう。この記事では、むちうちの治療期間や後遺症になった場合の対応などを、弁護士が解説しています。

むちうちの症状が後から出る場合もある

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むちうちの症状は、人によって症状が異なりますが、事故当日ではなく、数日経過してから痛みなどの症状を感じ始めることもあるようです。特に、事故後2週間前後までは症状が現れやすい状態と考えられます。

その理由は、人間の身体の仕組みにあります。事故直後といういわば特殊な状態は、人間の身体に大きなストレスがかかり、極度の緊張をもたらすことがあります。このような状態では、交感神経が優位となり、アドレナリンが血中に放出され、興奮状態となり、痛みを感じにくくなっていることが理由と考えられています。

そして、事故から数日経って落ち着いてきた頃に、痛みを感じ始めるといわれています。

事故当日に、何も痛みを感じないからといって病院を受診しないのはおすすめできません。たとえ痛みがなく、目立った外傷がない場合でも、身体の内部を損傷している場合があるからです。

また、事故日からある程度時間が経過してから症状が現れた場合、事故との因果関係を証明することが難しくなります。こうした理由から、自覚症状がなくても病院(整形外科)を受診する必要があるのです。

出典・参照:むちうちは事故から数日後に痛みが出る!?時間差で発症した場合の対処法 | 交通事故弁護士ナビ

むちうちで出やすい症状

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むちうちでは、 首回りや頭部、腕の痛み、しびれ、麻痺、首や肩の凝り、耳鳴り、めまい、倦怠感、吐き気などの症状が出やすいとされています。

人によって精神的に不安定になったり、目がかすんだりといった症状が出ることもあります。

出典・参照:首の痛み(鞭打ち)|医療法人社団 幸祥会

むちうちでしびれや痛みが出たときの通院先

では、むちうちになってしまい、首や腕などにしびれや痛みが出た場合、医療機関はどこを受診すればよいのでしょうか。

まず、事故にあったら基本的に症状がなくても整形外科を受診しましょう。症状がある場合は、むちうちの診断を病院でしてもらいます。

なお、整形外科での治療だけでは調子が芳しくないという場合には、並行して整骨院や接骨院でも施術を受けるとよいでしょう。

整形外科

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整形外科ではレントゲンやCT、MRIといったもので画像診断、検査などを受けます。

レントゲン検査は、骨折や脱臼などの有無を確認するためのもので、症状が比較的軽い場合は行われないこともあります。

CTは、レントゲンでは発見できない骨折や脱臼などを確認するために行われます。

MRIは、靭帯や神経の損傷の有無を確認するもので、しびれなどがある場合に用いられます。

整形外科では、一般的に痛み止めの薬や湿布が処方されることが多いです。首の痛みが強く、動かせないという人は、コルセットをして首を固定することもあります。

その後、リハビリとして、理学療法士・作業療法士が指導するストレッチや首の筋力トレーニングなどを受けることもあります。

出典・参照:整形外科とは|日本整形外科学会 医学生・研修医の方へ

整骨院や接骨院

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整骨院や接骨院で受けられるのは、マッサージを中心とした施術です。医療機関ではないため、診断や検査、投薬などは行われません。

具体的には、電気治療や、マッサージやストレッチなどの手技による矯正によって、症状の緩和を目指すという方法で行われます。

整形外科に通っているが、症状がなかなか緩和しないという方は、整骨院・接骨院への通院を検討してみるとよいでしょう。

むちうちの主な治療法

整形外科をはじめとする病院で行われる治療法としては、発症後すぐの期間は炎症が起こっている可能性が高いため、痛み止めを飲む、湿布をする、ブロック注射といった薬物療法が行われます。

場合によってはコルセット(頚椎カラー)で固定することもありますが、長期間使用することはありません。長い間固定すると、筋肉が凝り固まってしまい、かえって症状が回復するまでに時間がかかってしまうことがあるからです。

次に、理学療法士や作業療法士の指導のもと、リハビリテーションとしてストレッチなどを受ける場合があります。

整骨院・接骨院などでは、電気治療、ストレッチ、マッサージ、矯正などの方法で、施術が行われます。

出典・参照:「外傷性頚部症候群」|公益社団法人 日本整形外科学会

むちうちの治療期間

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むちうちの治療期間は、おおよそ3か月ほどであり、症状によっては6か月以上治療を継続することもあります。

なお、比較的症状が軽い場合には、1か月程度で治療が済む場合もあります。しかし、自分の判断で通院を止めてしまうのは、後の示談交渉などで不利になる可能性があるため、絶対にしないようにしましょう。

後から症状が再発することもあるため、あくまでも医師の判断を受けてから治療を終了するようにしましょう。

整骨院・接骨院を併用する際の注意点

むちうちと診断された場合、整形外科と整骨院・接骨院を併用して通院することは可能です。前述したように、整形外科と整骨院・接骨院ではその役割が異なります。整形外科の治療でできない部分を、整骨院・接骨院でできることで補い、ケアしていくことが可能です。

その際、注意すべきなのは「手順を守る」ということです。

最初に整形外科を受診し、医師に整骨院・接骨院に通院することについての許可をもらいます。その後、加害者の保険会社に連絡してから整骨院・接骨院への通院を開始する、という手順になります。

この手順を守らないと、後に治療費の請求でさまざまなトラブルに発展する可能性があります。例えば、許可をもらわずに勝手に整骨院・接骨院へ通院をすると、保険会社が整骨院などにかかる施術費を出してくれないといったことになりかねません。

また、整骨院・接骨院への通院を始めると、整形外科への通院を止めてしまう人がいますが、整形外科への通院も続けましょう。ケガの具合を把握してもらう必要がありますし、のちに後遺症が出た場合に後遺障害診断書を作成してもらうことができなくなるなど、何らかの不利益を受ける場合があるからです。

弁護士 大橋史典
整形外科への通院は、ケガが完治する、あるいは医師に症状固定と診断されるまで継続して通院を行ってください。通院の期間が開いてしまうと、保険会社から治療費打ち切りを打診されたり、適切な入通院慰謝料を受け取れないなど、被害者が損をしてしまうことがあります。

このような影響を受けないためにも、医師の判断に従い、適切な頻度で通院することが大切なのです。

むちうちでしびれの後遺症が残った場合

むちうちの診断を受け、整形外科や整骨院・接骨院へ通院をしたものの、手や肩にしびれなどの後遺症が残った場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

むちうちの場合、おおよそ6か月以上、継続して治療を受けても完治せず、症状固定の診断を受けた場合には、「後遺障害等級認定」の申請を行うことができます。その後、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料や逸失利益などを、加害者側に請求することができます。

出典・参照:後遺障害認定における「症状固定」の重要性とは|後遺障害等級認定NAVI | 弁護士法人 みお綜合法律事務所

医師に診断書を発行してもらう

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むちうちも、後遺障害の等級認定を受けられる可能性があります。

申請の流れは、1.症状固定の診断を受ける、2.後遺障害診断書などの必要書類の作成、3.申請する(事前認定・被害者請求)、4.申請結果を確認する、5.等級の認定です。

「症状固定」とは、これ以上治療を続けても症状が改善する見込みがない状態と医師が診断することです。診断を受けたら、後遺障害の等級認定の申請準備をします。

申請をする際に、医師が作成する「後遺障害診断書」の提出が必要です。

「後遺障害診断書」は、正式には「自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書」という、医師が後遺障害の内容(検査結果や残った症状、自覚症状、今後の見込みなど)について作成する診断書です。 交通事故によって残った後遺症を、後遺障害の等級に認定してもらうために必要となる書類で、医師のみが作成できます。

「後遺障害診断書」の書式は、保険会社から受け取ることもできますし、インターネット上でダウンロードすることも可能です。

出典・参照:後遺障害認定における「症状固定」の重要性とは|後遺障害等級認定NAVI | 弁護士法人 みお綜合法律事務所

後遺障害等級認定を申請する

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後遺障害診断書を医師に作成してもらう際、医師任せにせず、自分でも内容を確認するようにしましょう。

記載内容によっては、認定されなかったり(非該当)、間違った等級に認定される可能性があるからです。すべての医師が、交通事故や後遺障害診断書の作成に精通しているわけではないので、慎重にチェックをしましょう。できれば、交通事故に強い弁護士などの専門家に確認してもらうと安心です。

後遺障害診断書の作成が完了したら、後遺障害の等級認定を申請します。この後、詳しく説明しますが、「事前認定」の場合は後遺障害診断書のみを加害者側の任意保険会社へ、「被害者請求」の場合は後遺障害診断書と必要書類を揃え、加害者側の自賠責保険会社へ提出します。

むちうちの場合、認定される等級は14級9号となることが多いですが、程度によっては12級13号に認定される場合もあります。

出典・参照:後遺障害等級表|国土交通省

事前認定の方法

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事前認定とは、加害者側の任意保険会社へ後遺障害診断書を送付し、手続きをしてもらう方法です。後遺障害診断書を送るのみで、後は結果を待ちます。

被害者側の手間はほとんどかからない点がメリットです。しかし、保険会社がどのように手続きをしているのか不明ことや、被害者側が有利になるように提出書類を工夫することができないなどのデメリットがあります。

適切な等級認定が受けられないと、最終的に受け取れる賠償金の総額が低くなってしまうところに注意が必要です。

出典・参照:後遺障害の被害者請求とは?請求のポイントと必要書類など | ヨネツボ行政書士法人

被害者請求の方法

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「被害者請求」は、被害者自身で加害者側の自賠責保険会社に対して直接申請をする方法です。

被害者請求を行う際は、必要な書類や資料をすべて自分で集めて、送付しなくてはなりません。

その後、加害者側の自賠責保険会社を介して審査を受けることになります。提出後もやり取りが発生する可能性があります。

このように手間がかかる被害者請求ですが、自分にとって有利な書類を提出でき、等級認定の可能性を高められるという大きなメリットがあります。

適切な等級認定を受けたいのであれば、被害者請求を選択しましょう。

出典・参照:後遺障害の被害者請求とは?請求のポイントと必要書類など | ヨネツボ行政書士法人

後遺障害等級認定を申請する際に大切なこと

交通事故後にしびれの症状が残り、後遺障害等級認定を申請する際、特に大切にしたいことは、早めに検査を受けることと、医師に自覚症状を明確に伝えることの2つです。

早めに検査を受けしびれの原因を探る

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交通事故にあって、整形外科を受診するときには検査を受けます。この検査は、ケガの状態を把握して、治療方針を決めるために行われます。後遺障害等級認定の申請をする場合、後遺症を証明するために、さらに別の検査が必要な場合があります。

むちうちの場合、追加で「神経学的検査」などを受けると、結果によっては認定に有利になることがあります。適切な等級認定を受けるには、しびれの原因を探る検査を早めに受け、その結果を後遺障害診断書に記載してもらいましょう。

受診時にむちうちの症状を明確に伝える

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後遺障害診断書に書かれた内容によっては、後遺障害等級の認定を受けられなかったり(非該当)、間違った等級で認定されることがあるため、注意しなければなりません。

効果的な診断書を医師に書いてもらうには、自分が感じている「自覚症状」を詳細に、そして正確に伝える必要があります。診断書には「自覚症状」を記入する欄があり、自覚症状を正しく伝える必要があります。

普段の受診時から、詳しく医師に症状を伝えるように心がけるのはもちろん、具体的に、どんな症状で、日常生活にどのような影響があるのか、何ができないのかということを伝えて、医師に記載してもらうとよいでしょう。

後遺障害等級手続きを専門家へ依頼するメリット

しびれによる後遺障害の等級認定を受けるには、被害者自身にとって有利な書類を作成したり、保険会社とやり取りをするなど、難しい判断をする場面が多くなってきます。そんな時は、専門家である弁護士に相談するとよいでしょう。

弁護士へ後遺障害の等級認定を依頼するメリットには、「申請書類に関して的確なアドバイスがもらえる」、「後遺障害の等級申請や不服申し立てを任せることができる」、「後遺障害慰謝料など賠償金に関する相談や請求も依頼できる」などがあります。

的確なアドバイスがもらえる

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弁護士は法律や交渉の専門家です。後遺障害の等級認定のための手続きは、法律に則って行われる手続きであり、弁護士であれば交通事故や後遺障害の等級認定に関する知識や経験が豊富なため、的確なアドバイスを受けることができます。

後遺障害の等級認定や交通事故の問題に悩みがある際には、交通事故に強い弁護士に相談してみるとよいでしょう。

後遺障害等級の申請を任せられる

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適切な等級認定を受けたいのであれば、被害者請求の手続きをとるようにしたいところですが、前述したとおり、書類の作成や資料集めは非常に手間と時間がかかるものであり、自分で行うのは大変です。

そこで、弁護士に依頼すれば、こういった手続きの一切を任せられるため、自身の負担が大きく軽減されます。また、交通事故に強い弁護士ならば、過去に等級が認定された事例を熟知しているため、認定される可能性も高まります。適切な認定を受け、賠償金を受け取るためにも、専門家である弁護士の力を借りましょう。

後遺障害慰謝料など賠償金に関する相談や請求も依頼できる

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交通事故の賠償金を請求する場合、被害者は加害者やその保険会社と示談交渉をしなくてはなりません。しかし、ほとんどの場合、加害者側の任意保険会社は法的に認められる相場より低い賠償金額を提示してきます。

その理由は、任意保険会社が独自に定めている「任意保険基準」という計算基準に基づいて賠償金を計算するためです。これは、最も低額な賠償金が算定される「自賠責基準」とほぼ同等の水準であり、本来受け取れるはずの金額よりも、低額である場合が多いです。

一方、弁護士は、これまでに請求が認められた金額を参考にしている「弁護士基準」で賠償金を算定していきます。これによって、賠償金の増額が見込めるのです。

保険会社から提示された賠償金額に納得がいかない、請求を弁護士に任せたいなどの場合には、相談してみるとよいでしょう。

弁護士 大橋史典
後遺障害の等級認定を行う場合は、被害者請求での申請を検討してみてください。被害者請求では、後遺障害診断書の記載内容や、認定のための必要書類を自分で収集することができ、その内容も確認することができます。

なお、申請の際に弁護士に相談すれば、認定の可能性を高められるようアドバイスすることができたり、申請手続きを代理で行うことができます。認定される等級によって、最終的に受け取れる賠償金に大きな差が生じてきますので、一度弁護士に相談することをおすすめします。

むちうちによるしびれがある時はしっかり通院しよう

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むちうちの症状でしびれが出た場合や、後遺症としてしびれが残ったときの対処法について解説しました。交通事故にあったら、症状の有無に関わらず、まずは病院(整形外科)を受診し、検査・治療を受けることが大切です。

むちうちと診断されたら、病院では痛み止めや注射、湿布などによる治療を受けます。必要があれば整骨院・接骨院への通院を併せて行います。症状が落ち着いてきたからといって、自分の判断で通院を止めてしまうことがないように注意しましょう。

しびれの後遺症が残った場合は、後遺障害の等級認定を申請することができます。適切な等級認定を受けるためにも、しっかりと通院し、定期的・継続的に治療を受けることがポイントです。

この記事のライター

ドクター交通事故運営

交通事故の痛みの緩和に最適な通院先をご紹介!業界最高水準の通院サポートをご提供します。

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