むちうちで後遺症が残った時はどうする?後遺障害認定申請のポイント

交通事故でむちうちとなり、後遺症が残ったらどうすれば良いのかご存じでしょうか。今回の記事では後遺症が起こった時に取れる対応、後遺障害認定申請のポイントについてまとめています。むちうちで後遺症になりそうな方、むちうちの治療を受けている方は、ぜひご覧ください。

むちうちで後遺症が残った時はどうする?後遺障害認定申請のポイント

目次

  1. むちうちの後遺症とは
  2. むちうちで後遺症が残る可能性がある症状は
  3. むちうちで後遺症が残った場合は?
  4. むちうちの後遺症で認定される等級
  5. 後遺障害等級認定の申請手続き
  6. むちうちで後遺障害認定を取る際のポイントと注意点
  7. 後遺障害等級が認定されると請求できる慰謝料
  8. むちうち症の治し方は専門機関へ
  9. むちうちの後遺障害等級が低く認定されたとき
  10. むちうちで後遺症が残ったら後遺障害等級認定の申請を行おう

むちうちの後遺症とは

むちうち
@mikeownby

交通事故でむちうち症になった際、完全に完治せず後遺症になってしまうことがあります。ここではそもそもむちうち症とはどういう症状なのか、後遺症になるというのはどういうことなのかを紹介しています。

そもそもむちうち症とは

むちうち
MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

むちうち症というのは、衝突や追突といった交通事故やスポーツによって首が衝撃を受け、首周りの痛みや吐き気などの症状が出ることの総称です。そのためむちうち症は正式な傷病名ではなく、診断書ではよく「頸椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」といった傷病名が使われています。

他にもむちうち症の症状として、頭痛やめまい、腕や足のしびれや痛みなどが起こることがあります。

出典・参照:むちうち(頸椎捻挫)|あいちせぼね病院

後遺症とは

後遺症
Andrea Piacquadio Pexels

医学的見地から、これ以上治療を継続しても症状の改善が見込めない状態を「症状固定」と言います。症状固定になった後でも身体または精神に残っている症状が、後遺症と呼ばれています。

例えばむちうち症になって治療をしていたけれど、通院を継続して半年以上経っても完治しないような場合、症状固定として後遺症になることがあります。後遺症とは、これ以上治療しても以前のような状態まで戻らない、ということを意味しているのです。

出典・参照:後遺症とはどんなこと? 後遺障害等級認定などを弁護士が解説|ベリーベスト法律事務所

むちうちで後遺症が残る可能性がある症状は

ここでは、むちうちで後遺症として残る可能性がある症状について紹介します。

ただ、これらの症状のあるむちうちになったからといって、必ずしも後遺症になる訳ではありません。むちうちになっても治療を継続することで症状が改善し、完治する確率の方が高いでしょう。

頚椎捻挫

むちうちの場所となる頸椎の骨格標本

頸椎捻挫(けいついねんざ)とは、追突の交通事故やスポーツなどの衝撃で、首が短時間に前後に振れることで起こりやすいむちうちの1つです。首や背中、後頭部などの範囲に痛みや違和感が生じます。

重大な事故様態の場合は、麻痺や重度の痛み、しびれや嚥下障害などの身体的症状が発生することもあります。その他、記憶や認知能力の低下などの高次機能障害を生じる可能性もあるので、違和感を感じた時はすぐに病院で診察を受けることが大事です。

出典・参照:頚椎捻挫後遺症|タチリュウ鍼灸整骨院 千葉八千代院

首の痛み

むちうちによる頸部の痛みを和らげるために治療を受けている

首の痛みは、頸部痛(けいぶつう)とも呼ばれます。頸椎の変形や椎間板ヘルニアなどによって頚神経が圧迫されたり傷ついたりすることで、首や首の周囲が痛むという症状が現れます。

交通事故で起こるむちうちの中でも代表的な症状であり、後遺障害認定を受けやすい症状の1つとなっています。なかなか完治がしづらく、見た目では判断がつきにくい症状で、事故から時間が経過してから症状が出ることも珍しくありません。

出典・参照:交通事故後遺症|細野クリニック

肩こりや頭痛

むちうちの後遺症で肩こりがひどい

むちうちになると、肩こりや頭痛、首の重だるさを感じる事もあるでしょう。これらの症状が長期に渡って続くことにより、不快に感じてしまうことがあります。

むちうちの副次的症状となりますが、あまりにも症状が重いと感じる場合は、後遺症として認定される可能性があります。交通事故後に普段とは違う肩こりや頭痛、違和感があれば、すぐに病院で診察を受けておくことをおすすめします。

出典・参照:交通事故後遺症|細野クリニック

その他の症状(めまい・吐き気など)

むちうちの症状の後遺症で耳鳴りが酷い人

むちうちの症状は人それぞれで、首周りの痛みや違和感だけが症状とは限りません。ここでは首周りの痛みや肩こり、頭痛以外の症状を紹介します。これらの症状が現れたら、むちうちを疑って行動してみましょう。

  • めまい
  • ふらつき
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • 倦怠感
  • 上肢の知覚障害・握力低下

一見するとむちうちとは関係なさそうな症状が多いのですが、こういった症状が現れる可能性もあると知っておきましょう。

しかし首の痛みや頭痛などの局所的な症状が出た場合は、事故との因果関係が比較的に明らかですが、めまいや吐き気、耳鳴りや倦怠感といった症状は事故とは一見無関係に見え、因果関係があるのかハッキリしません。そのため症状が残ったとしても、後遺症とは認められない場合があります。

むちうちで後遺症が残った場合は?

むちうちになっていつまでも完治せず症状固定になった場合、状態によっては「後遺障害等級認定」を受けて、「後遺障害慰謝料」や「後遺障害逸失利益」を請求できる場合があります。

後遺障害等級認定を受けても必ず認定される訳ではありません。しかしむちうちでも後遺障害等級認定で認められる可能性があるため、できるだけ後遺障害等級認定を受けることをおすすめします。

出典・参照:後遺障害認定を受けるまでの流れとは?非該当になった場合の対処法|法律相談ナビ

むちうちの後遺症で認定される等級

むちうちの後遺症で認定される後遺障害の等級は、基本的に12級と14級の2つです。しかし12級と認定される可能性は低く、14級と認定される可能性の方が高いでしょう。状態によっては、どちにも該当せずに非該当(後遺障害に該当しない)とされてしまう可能性もあります。

出典・参照:後遺障害14級の主な症状と等級認定のポイント|慰謝料の相場を解説 | アトム法律事務所弁護士法人

後遺障害等級14級

後遺障害で松葉づえが必要になる

むちうちの症状で後遺障害等級認定を受ける場合、14級になることが多いでしょう。14級にも1号から9号まで等級があり、むちうちの場合は14級9号(局部に神経症状を残すもの)になることがほとんどです。

14級9号に該当する可能性のある症状は、患部の痛みやしびれ、めまいや頭痛、吐き気や嘔吐となっています。これらの症状が交通事故が原因で起こったと認められた場合、後遺障害14級9号が認定されるでしょう。

出典・参照:後遺障害14級の認定率はどのぐらい?等級認定されるために必要なこと|デイライト法律事務所

後遺障害等級12級

後遺障害で頸椎のコルセットが手放せない人

後遺障害12級も14級と同じように、頸椎捻挫や外傷系頸部症候群等の症状で認定される可能性があります。むちうちで後遺障害12級になる場合は、13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)が該当します。ただ、14級よりもさらに認められる確率が低くなります。

12級13号として後遺障害等級認定が受けられる可能性があるのは、むちうちによるしびれやめまい、耳鳴りなどの症状があり画像で症状があることを証明できた場合となります。MRI検査や神経学的検査の結果が大事になるでしょう。

出典・参照:後遺障害12級とは?該当する症状や慰謝料を弁護士が解説|弁護士法人ブライト

稀に後遺障害等級7級・9級が認定される場合もある

目に見えない障害を持つ人のためのヘルプマーク

むちうちの症状で後遺障害等級認定が受けられるのは、12級と14級がほとんどです。症状固定の診断内容によっては、7級や9級が認定される場合もありますが、確率はかなり低いでしょう

これは、7級や9級の認定条件がかなり厳しいことが理由です。例えば9級では鼻の欠損や1つの耳の聴力を失ったものなどが対象で、7級になると1つの目が失明し他眼の視力が0.6以下、外貌に著しい醜状を残すなどの条件になっています。

むちうちで7級や9級が認定される確率は、かなり低いと認識しておきましょう。

出典・参照:障害等級表|厚生労働省

等級

むちうちが該当する症状固定の症状

7級

神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

9級

神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

12級

局部に頑固な神経症状を残すもの

14級

 局部に神経症状を残すもの

出典:障害等級表(厚生労働省)

後遺障害等級認定の申請手続き

後遺症

症状固定の診断を受けた後、後遺障害等級の認定手続きを行います。症状固定は保険会社が決めるものでも本人が医師に願い出るものでもありません。医師が事故の後遺症の治療を継続して、改善する状態かどうかを判断します。

むちうちの場合、交通事故から約6ヶ月が経過した時点が判断を下す目安です。しかしこれはあくまでも目安なので、症状の程度によってはもっと期間が必要な場合もあるでしょう。

後遺障害等級認定は、必要書類を審査機関に提出し、審査を受ける必要があります。請求方法には「被害者請求」と「事前認定」の2種類があり、どちらでも自由に選べます。

出典・参照:後遺障害診断書とは?有利に後遺障害等級認定を受けるにはどうしたらいい?| ベリーベスト 法律事務所

被害者請求の流れ

後遺症

被害者請求は、被害者が書類を揃え、加害者側の自賠責保険会社を介して審査機関に審査の申請を行う請求方法です。審査機関では、後遺障害について調査を行い、審査結果で等級認定内容を基に、等級に応じた保険金が支払われます。被害者請求に必要な書類は以下の通りです。

出典・参照:後遺障害の被害者請求とは?請求のポイントと必要書類など|ヨネツボ行政書士法人

  • 保険金(共済金)・損害賠償額・仮渡金支払請求書
  • 交通事故証明書(人身事故)
  • 交通事故発生状況報告書
  • 医師の診断書、診療報酬明細書
  • 後遺障害診断書、レントゲン写真など
  • 休業損害証明書および、確定申告書(控)
  • 請求者の印鑑証明、委任状および委任者の印鑑証明書

保険金(共済金)・損害賠償額・仮渡金支払請求書は、相手の自賠責保険会社から取り寄せて、自分で作成します。各種証明書、報告書や診断書なども必要な相手から書類を取り寄せたり作成してもらうことになります。

提出から結果を受けるまでには1~2カ月ほど時間がかかり、医療照会(病院などに確認をする)を行う場合はさらに時間が必要です。 被害者請求は請求期限が過ぎると時効となります。症状固定となった時点から3年以内なので、注意しましょう。

出典・参照:後遺障害の被害者請求とは?請求のポイントと必要書類など|ヨネツボ行政書士法人

出典:自動車総合安全情報(国土交通省)

事前認定の流れ

後遺症

事前認定の流れは、通院していた病院で後遺障害診断書を作成してもらい、加害者側の任意保険会社に送るだけで終わります。任意保険会社が他の必要書類をすべて集め、手続きを進めてくれるので、被害者請求よりも手間がかかりません。

しかし、手続きを被害者側で行うわけではないので、手続きの透明性が低くなります。書類不足により等級認定がされない場合もあるので、注意が必要です。事前認定では、むちうちのように目に見えづらい後遺障害に関する請求の場合、等級認定されないケースもあるでしょう。

むちうちで後遺障害認定を取る際のポイントと注意点

むちうちで後遺障害認定を受けるのはかなり難しいとされています。それはむちうちの症状があったとしても、レントゲンやMRI検査の結果に現れにくいためです。

そんなむちうちで後遺障害認定を受けたい場合はどうすれば良いのか、ポイントと注意点をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

  • 通院・入院を一定期間継続すること
  • 医学的に自覚症状を証明できること
  • 画像所見があること
  • 症状固定まで症状が一貫していること
  • 後遺障害等級の申請には後遺障害認定書が必要
  • 病院は慎重に選ぶ
  • 数年後にむち打ちの症状が出た場合に備えておく
  • 相手方の保険会社に後遺障害認定続きを一任するのはリスクもある

通院・入院を一定期間継続すること

むちうち

後遺障害認定を取るためには、むちうちの症状があるということが客観的にも分かるように、通院・入院を一定期間継続して行っていることが条件です。一定期間とは、症状固定になる事故から6ヶ月以上が目安になるでしょう。

自分のむちうちの症状が軽かったからと入院や通院を怠っていた場合、6ヶ月過ぎても完治せず後遺障害等級認定しても、認められない可能性が高くなってしまいます。また、前の通院から次の通院まで1ヶ月空いたような場合も、継続した通院とは見なされない可能性が高くなります。

後遺障害等級認定を受けるには、しっかりと6ヶ月以上、継続して病院に通院するようにしましょう。

出典・参照:後遺障害診断書とは?有利に後遺障害等級認定を受けるにはどうしたらいい?| ベリーベスト 法律事務所

医学的に自覚症状を証明できること

後遺症
Muffet

むちうちで後遺障害等級を取るには、医学的にむちうちの自覚症状を証明できること、あるいは自覚症状を医学的に推定可能なことが条件です。

自覚症状の証明とは、MRI検査といった検査の結果と自覚症状が一致しているケースになります。医学的に推定可能な自覚症状は、検査結果やむちうち症の状態から、症状があることが医学的に推定可能なケースのことを言います。

もし医学的に自覚症状を証明できた場合は後遺障害12級13号、医学的に推定可能な場合は14級9号に認定される可能性があります。

画像所見があること

後遺症
Gustavo Fring Pexels

画像所見があると、後遺障害等級認定で12級13号に認定される確率がかなり高くなります。

しかし、画像所見があるからと言って、必ず12級13号になる訳ではないことに注意しましょう。12級13号として認定を受けるためには、画像所見がある上で、自覚症状がその画像所見により医学的に証明できること、という条件を満たしていないといけません。

症状固定まで症状が一貫していること

後遺症

治療を開始してから症状固定まで症状が一貫していた場合、症状を医学的に推定可能となるでしょう。

交通事故の直後からずっと首の痛みやだるさ、頭痛やしびれといった症状を申告し続けた場合、症状が一貫していると見なされます。ただ、数か月経ってから痛みが出てきたと訴えたり、途中で痛みが消えたような場合には、症状が一貫しているとは見なされないでしょう。

後遺障害等級の申請には後遺障害認定書が必要

後遺障害等級の手続き書類を書く

後遺障害等級認定の申請では、後遺障害認定書(後遺障害診断書)が必要になりますが、こちらの書類は医師にしか作成できないことに注意してください。もし後遺障害等級認定を申請する段階で病院に通院していなかった場合、医師に後遺障害認定書を書いてもらえない可能性が高くなります。

病院の治療ではなかなか治らないからと整骨院・接骨院・鍼灸院等に通院する場合も、必ず病院への通院も継続すること、定期的に通院することを忘れないようにしましょう。

出典・参照:後遺障害診断書とは?有利に後遺障害等級認定を受けるにはどうしたらいい?|ベリーベスト法律事務所

病院は慎重に選ぶ

後遺症
fernandozhiminaicela

後遺障害等級認定への申請を考えているならば、病院選びも重要になるでしょう。これは、病院によっては患者の症状の訴えをあまり取り合ってくれなかったり、必要な検査をしてくれなかったりするケースがあるためです。

そういった病院ばかりではありませんが、もし交通事故を起こした後に診察を受けた病院の対応に疑問を持った場合は、速やかに転院したいことを保険会社に相談し、転院した方が良いでしょう。

この時の注意点として、保険会社に無断で転院してしまうとトラブルになる可能性があります。必ず連絡し、了承を得てから転院しましょう。

数年後にむちうちの症状が出た場合に備えておく

むちうち
RobbieWi

むちうちの症状はすぐに出るとは限らず、数年後に出てくるような場合もあります。しかし事故から数年が経過した後に、改めて後遺障害等級認定を取るのはかなり難易度が高いでしょう。

事故から数年経ってむちうちの症状が出た場合に備えて、交通事故にあった後は病院に行き、診察を受けておくことをおすすめします。数年後にもしむちうちの症状が出た場合は、事故後に診察を受けた病院に行きましょう。

後遺障害等級認定を受けることを、弁護士に相談することもおすすめです。

相手方の保険会社に後遺障害認定続きを一任するのはリスクもある

後遺症
lewickistudio

後遺障害等級認定をする際には、被害者自身で請求する被害者請求と、相手の保険会社に任せる事前認定の2つの請求方法があります。

相手の保険会社に任せた方が手間がかからず楽ですが、被害者のために熱心に資料を集めてくれる動機がなく、最低限の資料だけ作成して非該当になる、という不利な結果になる可能性があるでしょう。

後遺障害等級認定を取りたいならば、できるだけ被害者自身で自分に有利になる資料を集め、被害者請求することをおすすめします。

後遺障害等級が認定されると請求できる慰謝料

むちうちの症状で後遺障害等級を認定された場合、請求できる慰謝料には3つの慰謝料があります。それぞれどのような慰謝料なのか、見ていきましよう。

入通院慰謝料

むちうち
yto

入通院慰謝料は、交通事故によって被害者が入通院することに対する慰謝料です。入通院が必要なほどの怪我をしたということで、傷害慰謝料という呼び方をする場合もあります。

被害者の入通院に対して支払われる慰謝料であることから、入通院慰謝料は後遺症の有無にかかわらず、入院や通院していれば請求可能です。

入通院慰謝料の相場には、自賠責保険基準と任意保険基準、弁護士基準の3つの基準があることに注意してください。自賠責保険基準がもっとも低い慰謝料相場で、任意保険基準は自賠責保険基準と同等~弁護士基準以下(非公開)、弁護士基準がもっとも高い慰謝料相場になります。

出典・参照:入通院慰謝料とは?|平松剛法律事務所

後遺障害慰謝料

後遺症
jennyfriedrichs

後遺障害慰謝料は、交通事故により後遺障害(後遺症)が残ったことで生じる、被害者の精神的苦痛に対する補償です。そのため、後遺障害慰謝料を請求するには後遺障害等級認定が必要になります。

後遺障害慰謝料にも3つの基準があることは、入通院慰謝料と同じです。自賠責保険基準が低く、弁護士基準が高い基準の慰謝料となるでしょう。

出典・参照:交通事故の後遺症で後遺障害慰謝料を請求!慰謝料の相場と等級認定|アトム法律事務所

等級

自賠責基準

任意保険基準

弁護士基準

12級13号

94万円

94万円程度~

290万円

14級9号

32万円

32万円程度~

110万円

出典:後遺障害等級表(一般財団法人自賠責保険・共済紛争処理機構)

逸失利益

後遺症
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逸失利益(いっしつりえき)とは、後遺障害(後遺症)によって労働能力が低下し、生涯収入が減少することに対する補償です。こちらは後遺障害等級認定されたことで請求できる慰謝料となっています。

むちうちの症状があり労働ができなくなったり、労働の一部が制限されてしまうと、得られるはずであった収入を得られなくなります。それにより、生涯収入も減少するでしょう。失われた将来の収入に対する補償として、逸失利益を請求します。

逸失利益は主夫や主婦といった家事従事者や、学生、失業者でも請求できることを覚えておきましょう。

出典・参照:逸失利益とは?|平松剛法律事務所

むちうち症の治し方は専門機関へ

むちうち症が軽かった場合、自分で治療しようとする方もいらっしゃいますが、基本的にむちうち症をセルフケアで完治させるのは難しいと言われています。

交通事故でむちうち症らしき症状が出た場合は速やかに病院(整形外科)へ行くこと、その後に整骨院や接骨院などでの治療も候補になることを覚えておきましょう。

整形外科

むちうち
fernandozhiminaicela

交通事故後に首の痛みやしびれ、だるさといったむちうち症の症状が現れた場合、速やかに整形外科を受診しましょう。整形外科は医療機関であるためレントゲン検査やMRI検査をしてもらえ、痛みを軽減する痛み止めの処方といった治療を受けられます。

また人身事故の届出や、後遺障害等級認定を申請する際に必要な診断書は、医師にしか書けません。むちうち症になったら必ず、整形外科に通院するようにしましょう。

整骨院・接骨院

むちうち
whitesession

整骨院・接骨院では、柔道整復師という国家資格を有する方から施術を受けられます。柔道整復師は 「非観血的療法」という施術によって、整復・固定を行います。整骨院・接骨院では、とくにむちうち症の慢性期の治療に有効と言われています。

ただ、相手の任意保険会社に無断で整骨院・接骨院へ通った場合、治療費を支払ってもらえないといったトラブルが起こる可能性があります。整骨院・接骨院へ通う際は医師の同意や指示を受け、任意保険会社の了承を得てから通うようにしましょう。

出典・参照:柔道整復師とは|日本柔道整復師会

鍼灸治療

むちうち
tinymountain Unsplash

鍼灸治療を行ってくれる鍼灸院では、「はり師」や「きゅう師」といった国家資格を有する方が施術を行います。むちうち症の鍼灸治療では、症状に合わせて温熱療法や物理療法を組み合わせて行われるでしょう。

ただ鍼灸治療を受けたい場合も整骨院・接骨院と同じく、鍼灸院へ通うことの医師の同意や指示、任意保険会社から了承を得ておくことが大切です。

出典・参照:むちうちについて|すずらん鍼灸接骨院

むちうちの後遺障害等級が低く認定されたとき

むちうちの後遺障害等級申請をしても非該当になったり、12級になると考えていたが14級になった、といったように低く認定されたりすることがあります。

後遺障害等級認定に納得できない場合、取れる手段は主に「異議申立て」と「訴訟」の2つです。それぞれどのような手段なのか、見ていきましょう。

異議申立て

後遺症
RobinHiggins

後遺障害等級認定に納得できなかった場合、「被害者請求」で申請した場合は自賠責保険会社に対し、「事前認定」で申請した場合は任意保険会社に対して、異議申立書を提出することができます。

異議申立てには回数制限がありません。何度でも異議申立ては可能です。異議申立ての再審査には、申請してから2ヶ月~3ヶ月の期間がかかります。症状によっては再審査に時間がかかり、6ヶ月程度かかるような場合もあるでしょう。

出典・参照:むちうちで後遺障害は認定されない?12〜14級の説明と異議申立|弁護士法人・響

訴訟

後遺症
advogadoaguilar

異議申立てをしても結果が変わらなかった場合、「訴訟」に踏み切ることもできます。自賠責で否定された後遺症が、裁判所で認められたこともあるためです。訴訟は、損害賠償請求権が時効を迎えるまで何度でも可能ですが、その度に訴訟費用がかかることに注意してください。

訴訟をすれば、必ず認められるというものでもありません。まずは弁護士に相談して意見を聞いてみた上で、裁判を行うかどうか判断した方が良いでしょう。

出典・参照:後遺障害が非該当となった場合の対処法|認定されない理由とは|弁護士法人ALG&Assosiates

むちうちで後遺症が残ったら後遺障害等級認定の申請を行おう

むちうちの治療をうけている女性

交通事故に遭い、むちうちの後遺症が続いてる場合には、後遺障害等級認定を受けることができます。しかしむちうちの後遺症の場合、認定を受けることは難しいとも言われています。この記事で紹介した内容を確認し、申請して認められる確率が高い場合は、申請してみましょう。

後遺障害認定は一度で認定を受けられなくても、何度も申請することが可能です。有利な証拠を揃えて、再度申請してみましょう。

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