事故でむちうちと嘘をついたらバレる?疑われないための対策法も!
事故でむちうちと嘘をついたらバレるのか解説します。事故でむちうちが嘘だとバレるケースやむちうちが嘘だとバレたらどうなるかもまとめました。事故でむちうちが嘘だと疑われないための対処法も紹介しているので、参考にしてください。
目次
事故でむちうちの嘘がバレる理由や疑問視されない対策法を知る
むちうちとは、追突事故などの衝撃で首がむちのようにしなることで発症する、首の捻挫です。症状はさまざまですが、頭痛やめまい、耳鳴りや吐き気などの症状が現れます。
むちうちの大半は自覚症状で、医学的証拠を示しにくいといわれています。保険会社や病院で症状を訴えても、本当に事故のむちうちの症状か疑われることもあります。
本記事では、事故でむちうちの嘘がバレる理由や、疑われない方法を解説します。疑われるケースもまとめているので参考にしてください。
事故でむちうちが嘘だと疑われやすいのは何故?
理由①事故から時間が経過して発症する
むちうちの症状は、交通事故直後に発症するわけではありません。事故直後には、むちうちの症状が出ずに時間が経過してから発症するケースもよくあります。
後から痛みが発症するケースは珍しくありませんが、保険会社にむちうちの症状を伝えると、事故直後は問題がなかったのではないかと疑われることもあります。
また、保険金目当てで、痛みがでたふりをしていると思われる可能性もあります。保険会社は、後から症状が出ることで、保険金の支払いが増えることを懸念して確認している可能性もあります。
理由②むちうちは医学的証拠を示しにくい
むちうちの症状は医学的に証拠を示しにくいといわれています。症状を医師に伝えても、本当はもう治っているのではないかと疑われることも少なくありません。
むちうちの症状は、画像検査で確認できることもありますが、大半の場合は自覚症状しかありません。そのため、保険会社に嘘をついているのではないかと疑われてしまいます。
また、何度も通院しているにもかかわらず、症状が良くならない場合は疑われることが多いです。
理由③通院頻度が少ない
むちうちの症状が出ているにもかかわらず、仕事や育児で通院の時間が確保できず、あまり通院していない人も少なくありません。しかし、通院頻度が少ないと、慰謝料目的の仮病を疑われてしまうことがあります。
また、症状が良くなっていないにもかかわらず、通院をストップしてしまうと、完治したと判断される恐れがあります。完治したと判断されると、傷みがあると主張しても信用されないことがあります。
理由④保険会社が早く治療を打ち切りたい
事故でむちうちになり、治療期間が長ければ長いほど、保険会社が支払う治療費は高額になります。保険会社にとっては、なるべく治療費を安く抑えたいものです。
むちうちが噓だと疑うのは、保険会社が早く治療を打ち切りたいという思いもあります。むちうちの治療費の打ち切りの目安は、交通事故から3か月といわれています。
完治していない場合も、事故から3か月経過すると治療費を打ち切られる可能性があるため、注意が必要です。
理由⑤本当に嘘をつく人がいる
中には、本当にむちうちで痛いと嘘をつく人もいます。すでに症状が良くなっているにもかかわらず、通院を続けることで保険会社から治療費もらおうと考える人もいるかもしれません。
ごく一部の人がむちうちであると嘘をつくため、保険会社が何度も症状について確認するケースが増えています。
事故でむちうちが嘘だとバレる(疑われる)ケース
ケース①むち打ち症状の説明が一貫していない
事故でむちうちが噓だと疑われたりバレるケースとして、むちうちの症状に一貫性がないということが挙げられます。時間が経ってから症状が現れることが多く、右半身が痺れたり、腕が痺れたりと症状もさまざまです。
また、事故で負傷していない部位の痛みを訴える人も少なくありません。むちうちは、体のあらゆる部分に症状が現れますが、通院の度に違った場所の痛みを訴えると、嘘だと疑われることがあります。
ケース②痛みがないのに通院する
本当は痛みがないのに通院すると、むちうちが噓だと疑われやすくなります。当然のことですが、怪我が治っている場合は通院を続けてはいけません。
治療期間が長いと、保険会社が支払う金額も増えるため、保険金目当てで通院を続ける人もいます。しかし、保険会社は事故でむちうちになった人を何人も見ているため、痛みがないのに通院を続けると、嘘がバレる可能性があります。
1度嘘をつくと、今後、事故で別の怪我をした際にも慰謝料請求の交渉に応じてもらえないことがあります。
また、悪質な場合は詐欺で訴えられる可能性もあるため、痛みがないのに通院するといった嘘はやめておきましょう。
ケース③通院頻度が多すぎる
通院頻度が多すぎると、むちうちが噓だと疑われることがあります。本当にむちうちの症状が現れており、体が痛い場合でも必要以上に通院してはいけません。
病院で指定された回数以上通院したり、完治したと判断しているのに通院を続けていると、保険会社からは過剰診察と判断されます。過剰診察と判断されると、過剰診察分の治療費が支払われないケースがあります。
いつまでも通院を続けて、医師を巻き込んで虚偽の申告を続けると、保険金詐欺とみなされることがあります。大変重い罪になるため、過剰に通院することはやめておきましょう。
事故でむちうちが嘘だと疑われたらどうなる?
支払われる慰謝料が少なくなる
事故でむちうちが噓だと疑われると、支払われる慰謝料が少なくなります。治療を続けているにもかかわらず、保険会社がもう治っているのではないかと疑う場合は、慰謝料が少なくなる可能性があります。
保険会社が疑う理由としては、治療費の支払いを打ち切ることで、通院の回数が減る可能性もあるからです。しかし、早い段階で通院をやめると、後遺障害等級が認定されない可能性があります。
また、後遺障害が残った場合も、事故とは関係ないと判断されて、慰謝料の支払いもされないケースがあります。
慰謝料や医療費を支払われない場合がある
むちうちが嘘だと疑われた場合、保険会社から慰謝料や医療費が支払われない場合があります。保険会社からの慰謝料は、交通事故でけがをした人に支払われるため、嘘だと疑われると、保険会社は支払いを拒否します。
事故の被害者が何度も通院していると、事故とは関係ない症状で自主的に通院していると判断されます。事故とは関係ないと判断されると、保険会社からは医療費が支払われません。
事故でむちうちが嘘だと疑われないための対策法
対策法①画像検査や神経学検査を受ける
体のあらゆる部分に症状が出るむちうちですが、事故でむちうちが嘘だと疑われないために、画像検査や神経学検査を受けましょう。
病院でMRIやCTなどの検査を受けることで、他覚症状があることを証明できます。画像検査でむちうちの症状を明確にすることで、むちうちが嘘だという疑いがなくなります。
また、画像検査では証明できないケースもあるため、スパークリングテストなどの神経学検査を受けましょう。神経学検査を受けることで、自覚症状を確認できます。
対策法②医師にむちうち症状を正確に伝える
むちうちが噓だと疑われないためにも、医師にむちうち症状を正確に伝えましょう。痛みが出ている時だけ通院していると、保険会社からは治っていると判断されることがあります。
また、症状を正確に伝えない場合、嘘をついていると疑われる可能性も考えられます。医師に指定された期間、しっかりと通院してください。
症状が治ったからといって、自己判断で通院をやめず、自分が感じている症状をしっかりと医師に伝えてください。また、育児や家事で通院の時間が確保できないからといって、通院を怠らないようにしましょう。
対策法③整形外科に診断書を作成してもらう
保険会社に症状を正確に伝えるためにも、整形外科に通院して診断書を作成してもらいましょう。まだ通院をはじめておらず、保険会社から疑われている場合は、医師に症状を伝えて診断書を作成してもらうことが大切です。
事故から時間が経過して症状が出た場合も、痛みを我慢せずに病院にいくことをおすすめします。しかし、整骨院では診断書を作成できないため、注意が必要です。保険会社に疑われている場合は、整骨院ではなく整形外科に通院しましょう。
事故でむちうちの嘘がバレると保険詐欺になる可能性もある
事故でむちうちが嘘だと疑われやすい理由や、疑われるケースについて詳しく解説しました。事故でむちうちの嘘がバレると、保険詐欺で訴えられる可能性もあります。
保険会社にむちうちを疑われないためにも、事故でむちうちになった場合は、医師の指示に従って通院しましょう。また、保険会社に疑われた場合は、整形外科で診断書を作成してもらってください。
この記事のライター
M.U
システムエンジニアの経験もあり、パソコンやプログラミングも興味がある、主婦ライターです。 休日は子どもとお出かけをしたり、料理や工作をして楽しんでいます。 さまざまな知識をいかして、多くの情報を発信していきます!
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。