むちうちの電気治療の種類を解説!通院頻度はどのくらい?

むちうちの電気治療には、どのような種類があるのかご存じでしょうか。本記事では、電気治療の特徴について解説するだけでなく、治療期間や治療費についても紹介しています。むちうちの電気治療に疑問や不安があれば、是非チェックしてみて下さい。

むちうちの電気治療の種類を解説!通院頻度はどのくらい?

目次

  1. むちうちに効果があるとされる電気治療とは?
  2. むちうちの電気治療の主な種類
  3. むちうちの電気治療の通院頻度
  4. 交通事故によるむちうちの電気治療費の支払いはどうなる?
  5. むちうちによる後遺症が残った場合はどうすればいい?
  6. 電気治療以外のむちうちの治療方法
  7. むちうちの電気治療について知ろう

「むちうちに電気療法は効くのかな?」

「むちうちになったらどれぐらい治療期間が必要なの?」

「むちうちの治療にかかる治療費の負担について知りたい!」

このように、むちうちの症状を抱えている方にはたくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか。

本記事では、むちうちの治療で行われている、9つの電気治療方法に加えて、治療期間や治療費負担など、むちうちの電気治療をする際に押さえるべきポイントを紹介しています。

この記事を読むことで、むちうちの電気治療に必要な知識や選び方、治療方法ごとの特徴について把握できます。その知識をもとに自分に合った電気治療方法を選択できるようになるため、むちうちの治療に不安を抱えている方でもスムーズに治療を進められるでしょう。

むちうちの電気治療を始めたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

むちうちに効果があるとされる電気治療とは?

むちうちの診察をする医師
AlarconAudiovisual

むちうちは、交通事故に遭った時に、最も多い怪我といわれるものの一つです。むちうちの治療では、電気治療を行うことがありますが、電気と聞くと不安に感じることも多いでしょう。

電気治療はむちうちなど、痛みの治療方法として取り入れられており、例えば、疼痛軽減、筋機能改善といったことに利用されています。

そもそもむちうちって?

むちうちの診察
whitesession

むちうちとは、追突や、衝突などの激しい負荷が首に加わった時、首が鞭のようにしなることで引き起こされる、頸部外傷の局所症状の総称のことを言います。

先ほど述べたように、交通事故の場面を思い受けべる人もいらっしゃると思いますが、スポーツでも起こる場合があります。

出典・参照:「むち打ち症」|日本整形外科学会

出典・参照:むちうち(頸椎捻挫) |あいちせぼね病院

むちうちの電気治療の主な種類

電気治療と一口にいっても、実は多種多様な方法があります。

ここではその中から、9つの電気治療方法について紹介しますので、ご自身の症状などと合わせてご覧になると良いでしょう。

低周波治療

低周波治療中の患者
MatiasMaiztegui

低周波治療は、身体に微弱な電気を流して不調を整えるために行います。低周波治療の電流は1-1000Hzと微弱で、一般家庭用のマッサージ機などでもおなじみです。

人間の筋肉や神経は、低い周波数に反応する性質があります。身体の表面につけた電極を通じ電気を流し、筋肉を収縮、弛緩させることで血行が良くなり老廃物を排出させるのです。血行が良くなり、老廃物を排出させることで、炎症や痛みを和らげ、筋肉の張りやこわばりも取り除きます。

出典・参照:電気療法|たかたクリニック

中周波治療

中周波治療をしている医師
DarkoStojanovic

中周波は、1000Hz以上の電流を使用し、低周波では届かない筋肉の深層部分にまで電気が届きます。中周波の方が電気が強いイメージがありますが、実は低周波よりも電気の皮膚抵抗が弱まるため、ピリピリとした痛みを感じにくくなります。

低周波よりもピリピリとした不快感が少なく、深層筋へアプローチできるのが特徴です。治療効果は低周波と同じで、血行促進や炎症や痛みを和らげる、筋肉の張りや痛みを和らげるなどです。

出典・参照:リハビリ科診療|あきおファミリークリニック

高周波治療

むちうち治療に使う機器
jarmoluk

高周波治療は、3万Hz以上もの高周波を使用しています。高周波と聞くと痺れや痛みが気になりますが、痛みやピリピリとした不快感はほとんどありません。

高周波は電気の波が非常に細かく、皮膚抵抗が少ないため、かなり深層部まで刺激できます。

その効果は、炎症や痛みを和らげる、血行促進、深層筋の痛みを取る、筋力回復などです。高周波治療は刺激効果が高いので、神経や筋肉への治療効果も大きくなります。

出典・参照:高周波治療|三宅整骨院

超音波治療

むちうちの治療をする医師とベッドに横たわる患者
fernandozhiminaicela

超音波の微細な振動を使い、患部の治癒力を高めるための治療法です。超音波治療器は、1秒間に100万回もの振動を起こせます。

非常に微細な振動を患部に当てることで、身体の奥深くの細胞や、細胞間の組織液の循環を活性化させますその効果で、むちうち初期の炎症や痛みを取り除く効果が期待できるのです。さらに、患部を庇うことで痛めた周辺筋肉へ、痛みが広がらないようにする効果もあります。

超音波器の振動は、身体がほとんど感じることはありません。しかし、1秒間に100万回という超高速振動のおかげで、患部はほんのりと温かさを感じられます。

出典・参照:治療に使用する機器類|横浜二俣川整形外科スポーツクリニック

マイクロ波治療

むちうちで痛む頭を手で押さえる男性
Peggy_Marco

マイクロ波治療は、身体に優しい電磁波を患部に照射する方法です。電子レンジと同じ原理を使い、電磁波を熱に変換します。これにより、患部の奥深くまで温められるので、むちうちに効果を発揮します。

交通事故などでむちうちになった場合は、炎症を抑えるために、まずは患部を冷やすのが大切だと言われています。しかし、1〜2週間経ち炎症が治ってからは、マイクロ波治療で患部を温める治療に切り替えると良いでしょう。

血行促進、新陳代謝促進、筋肉、靭帯、腱の張りや強張りの解消効果があり、むちうちにはもちろんですが、関節の痛みや捻挫にも効果が期待できるでしょう。

出典・参照:マイクロ波|東京リハビリ整形外科クリニック

微弱電流治療

治療する様子
whitesession

微弱電流治療とはその名の通り、微弱な電流を用いた治療法です。

人体は、筋肉や内臓を動かすために、微弱な電流でコントロールされています。むちうちで体が不調な時は、この電流が乱れていると考えられています。

そこで、微弱な電流を流すことで、身体が持つ本来の治癒力を高めることが期待されます。電流は肌で感じられないほど微弱なので、電気が苦手な人でも安心して受けられるでしょう。

自己修復力を高めることで、怪我の回復を早めたり、炎症や痛みを和らげる効果が期待できます

出典・参照:電気治療の効果・種類と当院のリハビリテーションでの活用例|横山医院

干渉波治療

腕の怪我を治療をする医師と患者
fernandozhiminaicela

干渉波治療は、より身体の深層部に電気を送ることができる治療法です。低周波や中周波など、異なる周波数の電気を体内で干渉させることで、痛みや刺激をほとんど感じることなく治療を受けられます。

深層部の筋肉や靭帯、神経を電気で刺激することにより、患部の痛みや炎症を抑える他、神経を活性化させ、修復する効果も期待できます。

出典・参照:電気療法|尾張町たかたクリニック

立体動態波治療

機器で治療をする様子
jarmoluk

立体動態波治療は、3種の異なる高周波の電流を組み合わせて行う治療方法です。

筋肉や靭帯の痛みを和らげるほか、関節の動きを改善する効果が期待できます。

治療のみならず、筋力トレーニングにも使用されています。

出典・参照:リハビリ室内の治療機器について|にいみ整形外科

ハイボルテージ治療

電気治療をする人
jennyfriedrichs

ハイボルテージ治療は、高電圧の刺激を体の深部へ伝えることで、血流の流れを良くする治療方法です。

ハイボルテージという名前ですが、体への刺激はそれほど強くないと言われています。

血流の流れを抑止、痛みの軽減や治癒促進が期待できます。

出典・参照:リハビリ室内の治療機器について|にいみ整形外科

むちうちの電気治療の通院頻度

交通事故でむちうちになった後、どのくらいの頻度で通院すれば良いのでしょうか?

ここからは、事故発生直後から数ヶ月後までの治療頻度や、治療の際に注意するべきポイントについて解説します。

事故から1ヶ月以内

むちうちの治療カレンダー
webandi

交通事故直後は、炎症がひどい状態なため、事故から1〜2週間以内には電気治療を開始したほうが良いでしょう。さらに、電気治療はできれば毎日行うのが望ましいです。

毎日通うのは難しいと思われる方も多いと思いますが、むちうちを完治させるには、高頻度で通院することがポイントになります。

炎症に毎日アプローチすることは、短期間で痛みを取り除くことにも繋がります。整骨院や接骨院であれば、土日祝日や夜遅くまで営業していることも多いので、なるべく毎日通うようにしましょう。

出典・参照:むちうちの治療頻度はどのくらい?最適な治療期間とは?|藤接骨院グループ

治療から2~3ヶ月

マッサージをする手
andreas160578

むちうち治療から2〜3ヶ月経つと、痛みが緩和されている人も多いと思います。人によっては、電気治療も毎日から、週2〜3回程度に減っているかもしれません。

しかし、痛みを抑えるための電気治療は、痛みが軽くなった後も継続が必要です。なぜならこの時期は、施術から間があくと、痛みが再発する可能性が高い時期でもあるからです。

そのため、最低でも週2〜3回は通院するようにしましょう。また、痛みや後遺症が残らないために、電気治療以外の施術で骨や筋肉にアプローチするのも良いでしょう。

出典・参照:むちうちの治療頻度はどのくらい?最適な治療期間とは?|藤接骨院グループ

治療から4ヶ月以降

リハビリをする患者と医師
RazorMax

むちうち治療から4ヶ月以降は、痛みの出ない身体作りを始める時期です。治療の進み具合にもよりますが、通院頻度は週1回程度になるでしょう。

痛みも軽減し、むちうち治療に通う必要性を感じなくなる時期かもしれませんが、痛みがないからといって通院をやめてしまうと、痛みや不調がぶり返す可能性があるため、注意が必要な時期とも言えます。

電気治療と合わせて手技も受けることで、痛みが出ない身体を目指します。通う頻度も低くなっているため、最後まで通院するようにしましょう。

出典・参照:むちうちの治療頻度はどのくらい?最適な治療期間とは?|藤接骨院グループ

交通事故によるむちうちの電気治療費の支払いはどうなる?

これまで解説した通り、むちうちの治療は長期間になる可能性があるため、治療費の支払いを心配される方も多いのではないでしょうか。

交通事故の被害者の場合、加害者が任意保険に加入している場合は、保険会社から支払いが行われ、任意保険に加入していない場合は、自賠責保険の限度額120万円まで実費が支払われます。もしも、限度額を超える治療費がかかる場合は、その分を加害者に請求できます。

注意点として、整骨院や接骨院で治療を受ける前に、一度医師の診察を行った上で、治療を開始しないと治療費の支払いが行われないことがあることです。

出典・参照:限度額と保障内容|国土交通省

むちうちによる後遺症が残った場合はどうすればいい?

むちうちによる後遺症が残った場合、後遺障害等級認定を申請しましょう。

後遺障害等級とは、交通事故が原因と証明された症状のうち、後遺障害等級認定に該当するものを言います。注意として、全ての後遺症が、後遺障害等級として認定されるわけではありません。

後遺障害等級の認定を得るためには、医師が作成した後遺障害診断書が必要です。書面に記載されていない後遺障害は等級認定の審査で考慮されないため、見た目でわからない痛みなども、漏れなく書面に記載するようにしましょう。

交通事故による後遺障害は、1〜14級までの等級と、140種類、35系列の後遺障害に分類されています。書類と基準に照らし合わせて、どの等級に当たるか審査されることで後遺障害等級は認定されます。

出典・参照:遺障害等級認定のしくみの解説|弁護士法人みお綜合法律事務所

電気治療以外のむちうちの治療方法

むちうちの治療は電気治療以外にも様々な方法があります。

大きくは注射や投薬といった治療とリハビリテーションがあり、リハビリテーションは運動療法と物理療法に分けられます。

物理療法の中に、牽引方法、温熱療法があり、この記事で解説している電気治療も物理療法の一つです。

出典・参照:交通事故のむち打ち症に適した整形外科のリハビリ方法とは?|桶谷整形外科医院

むちうちの電気治療について知ろう

むちうち治療に使う機器と診察台
vitalworks

むちうちの治療で行われる電気療法について解説してきました。

電気治療というと怖いイメージを持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、強い刺激を伴う治療ではないことをご理解いいただけたと思います。

電気療法も一つではなく、複数あるため、自分の症状に合わせて相談いただけると良いでしょう。

ドクター交通事故運営

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ドクター交通事故運営

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